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里山奇談 あわいの歳時記

ここ数ヶ月バタバタしていたのと若干肌寒くなってきたので、箱根に日帰りで湯治に行った。
電車移動の時間もそこそこあるし、ずっと温泉に浸っている訳でもないので、一冊本を持っていくことにした。
『里山奇談 あわいの歳時記』は『里山奇談』としての3冊目の本である。
怪談本にカテゴライズされている感があり、私も怪談本は読まなくはないが、妖怪的な本が刊行されるとそちらを先行させることが多いので、ちょうど切れ目にスッと入ってきた一冊だった。箱根のお供にもちょうど良い。
上記の通り、怪談本を想像していたが、読んでいくと所謂怖い話を主とした怪談とは異なっていた。
イメージとしては民話に近い印象を受けた。現代的な解釈が入る部分もあるので、新しい雰囲気も出ているが、全体的には懐かしい。
不思議な部分で同じような経験をしたことはないが、坂道を自転車で登ったり、虫採りをしている情景は場所や時間を変えてもふと思い出される。

妖怪を嗜好する人は怖い話は苦手という方も多いが、震々やヤマンボウサマなど妖怪的な話がパラパラと入ってくる。怖さより、不思議な話であったり、妖怪的な話を嗜好する方にお勧めしたい。

資料として本を読む時間も多かったので、難しく考えずに読めたので、心身ともにリフレッシュができた休日となった。

上記の通り3冊目になるが、これから読んでも全く問題ないし、読んで好みであれば、あと2冊も読める。

山の風景と良く似合う

20191111104428874.jpeg




1作目


2作目
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theme : オススメの本の紹介
genre : 本・雑誌

今昔百鬼拾遺 河童

随分こちらも放置状態になっていたのですが、
ここ数ヶ月色々と調べものをしたりで、
直接の目的に繋がらなかったけど、面白い情報とか
現在取りこぼされている情報なんかもあったので、
手が空いた時に少しずつまた更新しようかなと思っています。

久しぶりなので、京極夏彦の新刊『今昔百鬼拾遺 河童』のことを紹介したいと思います。

この本ですが、作品としては安定して面白いのは勿論ですが、私が本名で出ています。
何で出ているかと言うとキャンペーンで『虚談』の表紙の写真に使われている人物を当てるクイズに正解したからです。
どかで登場するかは伏しておきますが、結構クイズ正解者は知り合いが多くて、作品自体とは別の観点で面白いことになっています。

先日昼休みに職場の近くの大手書店に行ったら、完売しているぐらい売れているようです。
単行本からの文庫化ではなく、幽や怪の連載からの文庫なのもあるとは思いますが、新刊文庫で売り切れと言うのを初めてみました。



作中に出ている繋がりですが、『虚実妖怪百物語』にも式水名義で何故か登場しています。
河童は自ら殺されに行った感のある登場ですが、こちらは気づいたら登場していたというもので怪に自分の名前があったのを見て驚きました。
読み方ですが、「かりゅう」なのか「げる」なのかは非常にどうでも良いことです。元々音で読まれることを想定していないただのハンドルネームなので。
こちらも沢山見知った名前が出てきて面白いです。
登場は後半分冊で言うと急に登場しますので、未読の方はよろしければ。


最後に登場したり執筆している訳ではありませんが、妖怪本を検索していたらこんな本があったので、紹介させていただきます。
『すごいぜ!! 日本妖怪びっくり図鑑(仮) 』
奈良で妖怪文化を研究されている木下昌美さんの妖怪図鑑だそうです。まだ発売は先になるみたいなので、書影も出ていませんが楽しみな一冊です。

theme : 妖怪&日本の民俗
genre :

今週は

四国から戻ってきて年末の勝手に選ぶ妖怪アワードの選考会などでペースダウンです

毎年年末コミケ最終日に飲み会をやってますがそこで発表しているやつです
参加希望な方はTwitterやられていたら↓
http://twipla.jp/events/117138

やっていないよという方はこちらにコメントでも
元々イベントきっかけで知り合った人ばかりなので初参加でも妖怪好きであれば歓迎いたします

明日から

徳島です

11/23(日)にホテル「大歩危峡まんなか」
http://www.mannaka.co.jp/hotel/company/access.html
で開催されるお化け大学校特別講義の参加のためいってきます

講義スケジュール
9:30〜10:20 京極夏彦×下岡昭一
10:30〜11:20 小松和彦
11:30〜12:20 荒俣宏

大歩危開催なので基本は大歩危なので
阿波の狸の伝承地を巡る間はありませんが
笠井新也『阿波の狸の話』は持って移動を楽しみたいと思います。

四国は何回かいっているけど、次行く時はアカデンチュウの鳴門市に行きたい

赤殿中【アカデンチュウ】:徳島県鳴門市に伝わる。赤い殿中(袖なし羽織)を着た子供に化ける狸。道行く人に背負ってくれとせがみ、背負うとあしをばたばたさせて喜んだという。(笠井新也『阿波の狸の話』など)
Twitter瓶詰妖怪 @bottle_youkai より

theme : 妖怪&日本の民俗
genre :

入門書的

妖怪最近好きになったんですけど
どんな本を読むと良いですかとたまに聞かれる
似たような事は何度かツイートしたり、ブログに書いたりしているけど2014年も残り一ヶ月ちょっとなのでまとめ

■水木しげる『決定版日本妖怪大全』
この本は絵と解説がもっとも充実していると言っても過言ではないので是非読んでおきたい。
水木しげるの解説は民俗学的観点の伝承と言う意味では創作を元にしたものも数多くあるがそれがたとえ本来的なその妖怪を捉えたモノでなかったとしても娯楽としてこれ程の妖怪情報が絵入りで楽しませられる本は存在しない。
妖怪をまずは楽しみたいと言う人。形と話を数多く知りたいという人にお勧め。

■鳥山石燕『鳥山石燕画図百鬼夜行全画集』
鳥山石燕は何度も名前をあげてきているが1990年代までは本当に結構な額を使うか色々な本から断片的に見るか図書館かと言う中々うちに置いておけるようなものではなかったけどこの文庫版のおかげで気軽に手に取れるようになったのはとても嬉しい。
水木しげるも石燕準拠の妖怪を数多く描いているので日本妖怪大全と並行して見ると相互的により楽しめる。

■村上健司・天野行雄・宇田川新聞『怪しくゆかいな妖怪穴』
毎日小学生新聞に掲載されている週一の妖怪のコラムを一冊にまとめたもの。分かりやすい言い回しで書かれてはいるが、その内容はかなり本格的。
しかも妖怪のセレクトも有名なものからかなり通好みの水木しげるが図版化していないものまで多く含まれる。
子供から大人まで妖怪を深く知るきっかけになりそうな一冊。

■村上健司『妖怪事典』
現行で出版されている妖怪事典としてはおそらく最高峰。今後これを越える妖怪事典は執筆・刊行できる人はおそらく出てこないと思う。妖怪の本がこれ程充実してくると今まで研究とか執筆を目的でもないのにただ好きだからと言う理由で自力で調べていたのが調べなくても丁寧に紹介されているのでこれだけで足りてしまう。

■村上健司『妖怪ウォーカー』
村上健司本が続くが系統を分けて広く妖怪を知るためにと言う本をあげていくと自然とこうなってくる。
妖怪ウォーカーは絶版にはなっているが古書では入手しやすく全国の妖怪由来のスポットを系統分けして紹介してくれるので旅行のおともに、自分の住んでいるところの近くにあるところを調べたりと色々と遊べる要素が大きい。


これらの本を読んでいくと参考文献が紹介されているので深く知りたい人はその辺も抑えて行くと立派に足を踏み外せますよ



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プロフィール

式水下流

Author:式水下流
妖怪の造形をやっております。
妖怪展示・イベント情報を収集しております。
ブログでは
妖怪本・妖怪展示・妖怪行事の紹介やレポートが中心

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