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【妖怪学】けものとお化け

3/19の妖怪講座「けものとお化け」のまとめ(聞いたお話のメモ)と感想

おばけと動物でイメージするもの
猫・狸・狐などがすぐ上がる
→実際の動物としてではなく怪しいモノの正体として

→戯画化されているキャラクターとしてこれらが出てきたのはいつ頃か?

弥生時代:
銅鐸に描かれていたのは猪や鹿が描かれている
が狸や狐の姿はない
猪や鹿は狩られるものでもあるが山からの幸を与える神格化されたイメージ
↓500年ぐらい後
埴輪でも鹿や猪に加えて
馬・鶏・犬・水鳥・稀に猿や牛・蛇や亀も

神格化されるもの生活に近いもの意味があって役に立つものを作った

おばけというより神:
お化けとしての側面として猪笹王→一本ダタラの話があるが
猪は山の神として見られていた
春日大社の鹿、日吉大社の猿も同様の神格化

○狐
最古は
日本霊異記に狐直:狐の血を引いている人の話
中国から怪しいという情報を伴った状態できた

普段は山深くで生活しているので余り見かけないが
稲作の時期になると人間の害獣を追うため見かけられる

○狸
狐より狸の方が歴史上の登場は後

・東大寺の正倉院文書(公文書)が最古
裏紙(当時は紙は貴重だったため)にメモのように書かれていた
狸の毛の筆という記載

狸という字には「たぬき」の意味合いの他に「山猫」としての意味もある

筆に関しては猫の毛は不向きと考えられるのでこの記載はたぬきの意味で間違いないと思われる
※実際に調べてみたらたぬきの毛の筆はあるみたいです

・日本霊異記の上の三十:冥土で死んだ父に会う
蛇・犬・狸に化けて出たという→こちらは山猫の可能性が高い

公文書ではたぬき・お話の中では山猫として書かれている
→未だ一般的な化け狸のイメージはない

・狸囃子
13世紀初の寂連法師の
「人すまぬ かねも音せぬ 古寺に たぬきのみこそ つつみうちけれ」
勅撰和歌集 狸がポンポコするイメージ(腹づつみとは限らないが)

・鳥獣戯画
狸はいない-一般的ではない
狐は尾に火をつけている-狐火は常識的に考えられていた
鹿は鹿のまま乗り物として描かれている 猪も同様
猫も一匹だけ登場している

二足・服有:猿・狐等
二足・服無:蛙・兎等
四足・服無:猪・鹿等-動物のまま

二足の蛙-擬人化
甲羅とスッポンの顔-合成することで河童にもなる可能性が見える
→もう少し先の話

・今昔物語
1110年ぐらい12C
お坊さんが白い象に乗った仏様を見たという話を聞いて猟師が見に行くが
本当に見ることができたのを疑い弓で射ってしまう
野猪が射られて死んでいた

兄弟がいて兄が歩いていると呼ぶ声がする。
弟に話して行って見るとまた兄を呼ぶ声がしたのでこちらも射ってしまう
やはり野猪が射られて死んでいた

↓猪が食べられなくなることで狸が注目されるようになる

・宇治拾遺物語
1210年ぐらい13C
野猪の部分が二つの話とも狸に置き換わっている


・動物の仕業とされるもの
見越し入道-狸のせいとされることが多い
のびあがり-かわうそ
ヌリカベ-イタチ
野衾-ももんが
スナカケババ-砂かけ狸

話の特徴としては狸が正体とわかったところで終わり
どんなに化けてもしょせんは獣というお約束事
お話の世界の動物・キャラクターとして受け入れられる

鵺の要素は猿・虎・蛇と狸
狸は絵としてこれとわかる要素ではないがそれだけ狸が受け入れられた

関連
妖怪学-狐・狸の話

妖怪巡り-大阪の狸
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